嫉妬

嫉妬で死にそうである。

死にたいという言葉は強い。

親しい人に聞かれてはならない。

それでも言いたくなってしまうのは、

死にたいというと自己肯定される気がして、

逃げが許される気がして、

落ち着くのである。

人間失格というあの小説が好きなのは

その所以だろう。

 

嫉妬している。

周りの人間全てに。

わたしは恵まれている。

それでもまだ欲しいと思う。

学力が欲しい、余暇活動をするために。

学力が欲しい、バイトをして良い子でいるために。